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...... 2019年04月08日 の日記 ......
■ 《 ロマン派歌劇 》   [ NO. 2019040801-1 ] e_o

【 喜歌劇「愛の妙薬」】

ドニゼッティ,ガエターノ 〔伊〕
(1797.11.29〜1848.04.08) 50歳



ドニゼッティは1797年に、イタリアの
ベルガモで生れた。
47歳のころから、梅毒や双極性障害が原因と
思われる頭痛や神経性麻痺に見舞われ
171年前の4月8に日に生地で50年の
生涯を閉じた。

ボローニャ音楽院で学んだ後、軍隊に
志願し入隊したが作曲活動は続けた。

十九世紀後半のイタリアオペラといえば、
ヴェルディがあげられるが、十九世紀前半を
代表する三羽ガラスとして、 機知に富んだ
オペラを書いたロッシーニと、旋律重視の
抒情オペラを書いたベリーニ、その影響を
受けてロマン派歌劇の開拓者となった
ドニゼッティがあげられる。

彼が35歳のときに作曲した「愛の妙薬」は、
淡い感傷味を持つ田園喜劇で、名作狂乱悲劇
「ランメルロールのルチア」と並んで
今でもよく上演される。

のどかな農村に「惚れ薬」を売りにきた
インチキ医者が巻き起こす恋と騒動を描くもので、
ドニゼッティの持ち前の美意識で、
ロマンの香り漂う美しい牧歌劇としている。

2幕からなるが、3幕として上演されることもある。
第2幕、第2場、第5景で村の純情な若者
ネモリーノが歌う「人知れぬ涙」は
劇中随一の名歌である。



第2幕「人知れぬ涙」

       (テノール)ロベルト・アラーニャ
       (管弦楽) リヨン国立歌劇場管弦楽団
       (指揮)  エヴェリーノ・ピド
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





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