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...... 2019年03月22日 の日記 ......
■ 《 ゲーテの詩 》   [ NO. 2019032201-1 ] v

【「野ばら」 Op. 3-3 D257 】

シューベルト,フランツ・ペーター 〔墺〕
(1797.01.31〜1828.11.19) 31歳 チフス

ゲーテ,ヴォルフガング・フォン 〔独〕
(1749.08.28〜1832.03.22) 82歳   



ドイツ古典派最高の詩人であるゲーテは、
フランクフルトで生まれた。

1830年に一人息子のアウグストが亡くなり、
その2年後の3月22日にヴァイマルで82年の
生涯を終えている。
それは、ゲーテが「ファウスト」第2部を完成した
翌日のことだった。
「もっと光を!(Mehr Licht!)」がゲーテの最後の
言葉だったと伝えられている。

彼の作品は多くの作曲家によって、オペラ化
されたり、劇音楽や歌曲として作曲されている。

シューベルトも、ゲーテの多くの詩に曲を
つけているが、中でも18歳のときの作品の
「魔王」「野ばら」は有名である。

シューベルトが「野ばら」を作曲したとき、
政治家でもあったゲーテは66歳だった。



野薔薇

童は見たり 野中の薔薇
清らに咲ける その色愛でつ
あかず眺む 紅香う
野中の薔薇

手折りて行かん 野中の薔薇
手折らば手折れ 思出ぐさに
君を刺さん 紅香う
野中の薔薇

童は折りぬ 野中の薔薇
手折りてあわれ 清らの色香
永久にあせぬ 紅香う
野中の薔薇

この歌詞で、ドイツ十九世紀歌謡作曲家の
ウェルナー(1800〜1833)が、唱歌風な
別の曲を作曲している。





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