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...... 2019年02月23日 の日記 ......
■ 《 婚約記念に 》   [ NO. 2019022301-1 ] e_or

【 愛の挨拶 Op. 12 】

エルガー,エドワード〔英〕
(1857.06.02〜1934.02.23) 76歳 大腸癌



エルガーはイギリスのウスタ近郊の
ブロードヒースで生まれた。
父は楽器商で、教会オルガニストを兼ねていて、
エルガーは父から手ほどきを受けた。

1、2の師に短期間学んだ他は、ほとんど独学で
バイオリン、演奏、作曲に必要な技能を収得し、
郷里の楽壇を振り出しに、着々と
地位をきずいていった。

彼が作曲家として成功し、大作を次々と発表した
創作活動の最盛期は、41歳から62歳にかけての
約20年間だった。

重厚なイギリス人らしい風格をそなえながらも、
ほどよいロマン的叙情性をもち、しかも淡い
憂愁をたたえた曲種は、しみじみとした
すてがたい味わいをもっている。

エルガーの妻アリスは、彼よりも9歳近く年上だが、
麗しい夫婦愛で世に知られていた。
彼女の愛と信念と献身のお陰で鋭意作曲に
没頭することができた。

しかし、最愛の妻アリスが亡くなり、傷心のあまり
再起しようとせず、しばらくは独創的な大作を
書かなかったが、3年くらいしてから作曲活動を
再開し、最後の作品となったのは、愛犬を
モチーフにした管弦楽小品「ミーナ」で、
その翌年の2月23日に癌のため世を去った。

アリスと婚約した1888年に彼女のために
作曲した「愛の挨拶」は、優美な曲想で
広く知られている。

ピアノ独奏用、ピアノとヴァイオリン用、小編成の
管弦楽などいくつかの版を書いている。



         (管弦楽)ハレ管弦楽団
         (指揮) マーク・エルダー
            ♪ 私が聴いた音源 ♪





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