【 交響曲 第20番 変ロ長調 】
バッハ,ヨハン・クリストフ・フリードリヒ 〔独〕
（1735.06.21〜1795.01.26） 59歳
ヨハン・セバスティアン・バッハとアンナ・マクダレーナの
第９子として生れたフリードリヒは、ビュッケンブルクで
活躍したためビュッケンブルクのバッハと呼ばれた。
２２４年前の１月２６日に世を去ったのも
ビュッケンブルクだった。
バッハ家は、ヨハン・セバスチャン・バッハから
四代前の十六世紀末から、息子たちの世代である
十八世紀の末にいたるまで、２００年にわたり
５０人以上の音楽家を輩出している。
その時代のドイツの音楽家は、都市、宮廷、
教会という、そのいずれかに雇われて、それぞれの
職場が要求する音楽を提供する以外には
生活ができなかった。
ヨハン・セバスチャン・バッハは、２２歳のときに
又従姉妹のマリア・バルバラと結婚し、７人の
子ども（３人は死亡）に恵まれ、長男と次男は
優れた作曲家となった。
マリーアは良妻賢母であったが、長男が
１２歳のときに病死してしまう。
翌年１６歳年下のソプラノ歌手アンナ・マグダレーナと
再婚し、彼女は１３人の子どもを生んだ。
夫を心から敬愛し、良き伴侶として
マグダレーナは平和な家庭を築いた。
バッハは愛する妻や子どものために、数多くの
家庭音楽を作曲した。
フリードリヒは父親から音楽を学び、後に
ビュッケンブルクの宮廷でチェンバロ奏者として
雇われ、コンサートマスターの地位に昇った。
最後の作品となった「交響曲 第20番」は
亡くなる前年の１７９４年の作品で、
４楽章からなり、ハイドンのスタイルに近く、
古典派様式を打ち出している。
クラリネットとファゴットを導入し
通俗低音は避けられている。
第１楽章 Largo - Allegro
第２楽章 Andante con moto
第３楽章 Minuetto
第４楽章 Rondo,Allegretto scherzando
（管弦楽）フライブルク・バッハ管弦楽団
（指揮） ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ
♪ 私が聴いた音源 ♪
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