[PREV] [NEXT]
...... 2019年01月20日 の日記 ......
■ 《 抒情的 》   [ NO. 2019012001-1 ] e_sy

【 交響曲 変ロ長調 Op. 20 】

ショーソン,エルネスト〔仏〕
(1855.01.20〜1899.06.10) 44歳 事故死



フランス近代の作曲家のショーソンは、164年前の
1月20日にパリで裕福な家庭に生まれた。
両親は虚弱であった息子の教育を、
一人の家庭教師にゆだねた。

芸術家や知識人との親交が深く、教養人だった
家庭教師から受けた影響は大きく、文学、絵画、
音楽といずれの分野にも才能を開花させた。

父親の意向で法律を学び、弁護士の資格を
取得したが25歳でパリ音楽院に入学し、
フランクから強い影響を受け、リリックな音楽を
得意とするロマン主義の作曲家となっていった。

44年の短い生涯の間に、交響曲、管弦楽曲、室内楽、
歌曲、オペラなど、多岐にわたる分野で作曲した。
「たとえ1頁であっても、人の心にしみとおるものを
書かずには倒れたくないと、ただそれだけを
願っています・・」という言葉を残しているが、
フランスの最も清純な、ロマン派的音楽を作り上げた
重要な作曲家と言われている。

28歳のときに画家のルノアールのはからいで
知り合った女性と結婚したが、44歳のときに
パリから帰ってくる妻と子どもを迎えるため、
長女と2人で別々の自転車に乗り、
近くの駅に向かった。
しばらく行って父親の姿が見えないのに気づき
引き返すと、柱に頭をぶつけ、こめかみを砕かれて
倒れている父親が・・・・即死だったようだ。

35歳のときに作曲した「交響曲変ロ長調」は
彼が完成させた唯一の交響曲である。
ショーソンの作品は繊細で美しく憂愁をたたえ、
抒情的だが、器楽作品としては超一流のものとは
認められてない。
しかし、聴く者の心を強く惹きつける。

        第1楽章 Lent - Allegro vivo
        第2楽章 Tres lent
        第3楽章 Anime - Tres anime



       (管弦楽)モントリオール交響楽団
       (指揮) シャルル・デュトワ
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: