[PREV] [NEXT]
...... 2019年01月21日 の日記 ......
■ 《 短い生涯 》   [ NO. 2019012101-1 ] e_ch

【 弦楽四重奏曲 ト長調 】

ルクー,ギョーム 〔ベルギー〕
(1870.1.20〜1894.1.21) 24歳 腸チフス



ルクーは、ベルギーのヴェルヴィエ近くの
ユージイで生まれ、その24年後に腸チフスに
感染し、24歳の若さで125年前の1月21日に
アンジェで短い生涯を閉じた。

1879年に両親と共にフランスのポワティエに
移り住み、1889年から同じベルギー出身の
セザール・フランクに才能を認められ、パリで
作曲を学んでいたが翌年にフランクは亡くなり、
最後の弟子の一人となった。

その後フランクの門下生だったダンディに
学んだが、フランクが没したときは、
フランクの後継者とみられたほどだった。

21歳のときにブリュッセルでカンタータ
「アンドロメダ」でベルギーにおける
ローマ大賞2位を得た。
24歳の若さで世を去った彼の作品には、
円熟した味は乏しいが、叙情的な幻想に
あふれた作風によって際立っている。

1892年にベルギー出身のイザイからの依頼で
作曲した「バイオリン・ソナタ」は
ルクーの代表作となった。

17歳のときに作曲した「弦楽四重奏曲」は
6つの楽章からなり、ベートーベン後期の
弦楽四重奏曲にみられる多楽章形式の作品。
新鮮な響きで品の良さ、センスの良さにあふれている

      第1楽章 Allegretto quasi allegro
      第2楽章 Adagio sostenuto
      第3楽章 Capriccio poco allegro
      第4楽章 Romance: Andantino molto moderato
           quasi andante
      第5楽章 Poco allegro e molto scherzoso
      第6楽章 Final: Allegro assai e appassionato



       (演奏)ドビュッシー弦楽四重奏団
             ♪ 私が聴いた音源 ♪





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: