

1. 喜歌劇「インディゴと四十二の盗賊」序曲
2026年のニューイヤーコンサートの幕開きは 「アラビアン・ナイト」を題材とした喜歌劇の序曲。 ヨハンの喜歌劇デビュー作の中から えりすぐりの旋律が集められている。
2. ワルツ「ドナウ川の伝説」
シュトラウス兄弟としのぎを削ったツィーラー。 生涯で500曲を超えるダンス音楽を生み出した。 ツィーラーはドナウ川が流れる国々の、多彩な音楽を この作品に織り込んだ。 曲が進むにつれて、ハンガリーやバルカン半島 ゆかりのメロディが登場する。
3. マラプー・ギャロップ
インドの舞姫によって踊られるマラブー。 19世紀のウィーンは、その異国情緒に熱狂した。 ウィンナ・ワルツの祖、ランナーは人気に乗じて このギャロップを作曲した。 序奏の小太鼓に合わせた楽団員たちの声が、 異国のイメージをかき立てる。
4. ポルカ・シュネル「小悪魔の大騒ぎ」
正月の舞踏会で初演された「小悪魔の大騒ぎ」 グリム童話に登場するこの小悪魔は、 名前を当てられると力を失ってしまう。
5. 「こうもりのカドリーユ ヨハンは代表作「こうもり」の中からおなじみの メロディを1曲にまとめた。 「カドリーユ」とは、4組のカップルによる 陽気で快活な社交ダンスである。
6. ギャロップ「パリの謝肉祭」
舞踏会の都、ウィーンの音楽を携えて自らの 楽団と共にヨーロッパ中を旅した父ヨハン。 1837年に初めてパリを訪れた際には この曲を披露し、パリっ子たちを熱狂させた。 曲には「美しいパリの女性たちへ」という 堅辞が添えられている。
7. 喜歌劇「美しいガラテア」序曲
ギリシャ神話を題材にした一幕物の喜歌劇 「美しいガラテア」一度は人間となった彫像の ガラテアが、その美しさで男たちを翻弄する物語。 8. ポルカ・マズルカ「セイレーンの歌」
ヨハンと同年代に活躍した女性作曲家 ヨザフィーネ・ヴァインリヒはウィーンで ヨーロッパ初となる女性だけのオーケストラを設立。 指揮者として楽団を引き連れ欧米各地で演奏を行った。 曲名にある水の精セイレーンは その美しい歌声で水夫を魅惑する。
9. ワルツ「女性の尊厳」 ヨーゼフは法律家が集う舞踏会のために 「女性の尊厳」という名のワルツを書いた。 依然として女性が弱い立場にあった19世紀ウィーンの社会、 そんな状況下でもヴァインリヒのように新しい世界を 開こうとする女性たちがいた。
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