 【 荘厳ミサ曲 ニ長調 Op. 123 】
ベートーベン,ルードヴィヒ・ヴァン 〔ドイツ〕 (1770.12.17〜1827.03.26) 56歳

「荘厳ミサ」は、ベートーベンの晩年の1823年に 完成した最後の大宗教曲で5年間かけて作られた。
1824年4月7日にサンクトペテルブルクで、 「音楽家未亡人のための慈善演奏会」で初演された。 ベートーベンへの良き理解者であり、ベートーベンの 友人であり、弟子ででもあったルドルフ大公に 献呈された。
この曲は、ルドルフ大公がオルミュッツの大司教に 就任することを知り、就任祝いとして書き始めたが、 どんどん構想が膨らみ、完成したのは大司教の 就任から3年後の1823年だった。
1824年4月7日にサンクトペテルブルクで、 「音楽家未亡人のための慈善演奏会」で初演された。
荘厳ミサ曲=ミサ・ソレムニス(Missa solemnis) は、ミサ曲につけられる名称の一種。 典礼文のうち、少なくとも「キリエ」「グローリア」 「クレド」「サンクトゥス」「アニュス・デイ」の5つを含む。 この条件が満たされてないものは、 ミサ・プレヴィス=小ミサ曲という。
レクイエム=鎮魂ミサ曲は、この分類には入れない。
この作品は、べートーべン特有の建築学的で 澄明な構成力が最大限に発揮され、全体として 見事な統一感を持たせている。
* Kyrie * Gloria * Credo * Sanctus/Benedictus * Agnus Dei
現在、日本カトリック教会では「荘厳ミサ」を廃して 「盛儀ミサ」を正式名としている。

(ソプラノ)ローザ・マニヨン (アルト) ビルギット・レンメルト (テノール)ジェームス・テイラー (バス) コリネリウス・ハウプトマン (合唱) シャペル・ロワイヤル合唱団 (管弦楽) シャンゼリゼ劇場管弦楽団 (指揮) フィリップ・ヘレヴェッヘ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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