 【 ヴァイオリンとチェロのためのソナタ 】
ラヴェル,モリス・ジョセフ 〔仏〕 (1875.03.07〜1937.12.28) 62歳

ラヴェルよりも13歳年上のドビュッシーは、 大腸癌のため、1918年3月25日に パリで55年の生涯を閉じた。
当時ヨーロッパを代表する10人の 作曲家たちが、ドビュッシーを追悼のため、 小品を書き下ろした。 ラヴェルの他に、サティ、ストラヴィンスキー、 ファリャなどもいた。
ラヴェルが1920年から1922年にかけて 作曲した「ヴァイオリンとチェロのためのソナタ」の 第1楽章は、1920年の特集企画 「ドビュッシーのトンボー」に提供された作品で、 その後2年がかりで3つの楽章を書き上げた。 「クロード・ドビュッシーの追憶に」という 献辞を添えて出版した。
1922年4月6日に親友の女性ヴァイオリニストの エレーヌ・ジョルダン=モランジュの ヴァイオリンとモーリス・マレシャンの チェロによって初演された。
半音階と教会旋法、ポリフォニーを多用した結果、 随所に無調、多調の響きが満ちている。
第1楽章 Allegro 第2楽章 Très vif 第3楽章 Lent 第4楽章 Vif,avec entrain

(ヴァイオリン)フランク・ペーター・ツィマーマン (チェロ) ハインリヒ・シフ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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