 【 バラライカ組曲 より「ロマンス」】
ヴァシレンコ,セルゲイ・ニキフォロヴィチ 〔ソ連〕 (1872.03.30〜1956.03.11) 83歳

ヴァシレンコはモスクワで生まれ、 69年前の3月11日に同地で世を去った。
モスクワ大学で法律を修めたが、後に モスクワ音楽院で学び、母校の教授となって、 ハチャトゥリアンなど多くの音楽家を育てた。
ソヴィエト、アジアおよび東洋の民族音楽に 興味を持ち、それらを素材とした作品を残したが、 ロシア民族オーケストラの可能性を広げ、 オリジナル作品に独自の境地を拓いた先駆者である。
色彩的な管弦楽法に優れている彼の作品は、 ロシアの歌や踊りの音楽を主題に取り入れて、 それらを近代的な和声と表現で彩っている。
「ロマンス」は、バラライカ組曲の第4楽章が 使われている曲である。
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