 【 アルト・ラプソディ 】
ブラームス,ヨハネス 〔独〕 (1833.05.07~1897.04.03) 63歳 肝臓病

ブラームスとシューマンの妻クララは親しい間柄だったが、 「アルト・ラプソディ」は、クララの三女ユーリエを 思って書かれた作品である。
ブラームスは、密かに彼女を思っていが、 打ち明けることはしなかったので、ユーリエは 某伯爵と婚約してしまい、心の痛手を癒すために 1869年に作られた。
ゲーテの詩「冬のハルツの紀行」に基づいていて、 本来の題名は【ゲーテの「冬のハルツの旅」からの断章】で アルト独唱、男声合唱および管弦楽のための ラプソディで、第3部からなる。
第1部 一人さまよう孤独な若者の姿を寂寥とした 荒野が飲み込む情景を 第2部 何者にも癒やされぬ傷ついた若者の心を描いている 第3部 不幸な若者の救済を神に祈り、奇跡を求める 声の中に微かな希望を漂わせて曲が閉じられる。
第1部 Adagio 第2部 Poco andante 第3部 Adagio

(M・ソプラノ) アンネ・ソフィー・フォン・オッター (合唱) アルノルト・シェーンベルク合唱団 (管弦楽) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) ジェームズ・レヴァイン ♪ 私が聴いた音源 ♪
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