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...... 2024年12月30日 の日記 ......
■ 《 田園交響曲 》   [ NO. 2024123001-1 ] sy

【 交響曲 第2番 ニ長調 Op. 73 】

ブラームス,ヨハネス 〔独〕
(1833.05.07〜1897.04.03) 63歳 肝臓病



ブラームス、ベートーベン、バッハの3人は
ドイツ音楽の 「三大B」と呼ばれている。

ブラームスが生まれたその6年前にバートーベンが
世を去り、バートーベンが生まれたその20年前に
バッハが世を去っているので、
3人がいっしょに生きた時はなかった。

バッハ(1685.03.21〜1750.07.28)
ベートーベン(1770.12.17〜1827.03.26)

ブラームスは交響曲を4曲しか作らなかったが、
ベートーベン以後の最大の交響曲作者といわれている。
ベートーベンは、南ドイツ人らしく開放的に
表出したが、ブラームスは北ドイツ人だったので、
どこまでもくもった表出をとり、おおわれた響きを用い、
北国的な暗さと深さをしめしている。

「交響曲第2番」は、第1番が出来上がった翌年、
オーストリアのヴェルター湖畔の静かな
森につつまれたペルチャッハで一気に作曲した。
その間わずか4ヶ月足らずで、
ブラームスにとっては例外的な早さだった。

第1番とは性格が全く違っていて、
ブラームス伝によると、ブラームスの「田園交響曲」と
みたてられている。

ベートーベンの交響曲第6番「田園」のように、
自然描写があるわけではないが、ただ温かく
喜ばしい気分に富んでいる。
しかし、この曲はただ喜ばしく楽しいばかりでなく、
享楽的でもあり、また寂しくもあり、厳粛でもある。

作品が完成された1877年12月30日に、
ウィーンでハンス・リヒターの指揮で初演された。

        第1楽章 Allegro non troppo
        第2楽章 Adagio non troppo
        第3楽章 Allegretto grazioso
        第4楽章 Allegro con spirito



(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 
            ♪ 私が聴いた音源 ♪





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