 【 3つの管弦楽曲 Op. 6 】
ベルク,アルバン 〔墺〕 (1885.02.09~1935.12.24) 50歳 敗血症

ベルクはシェーンベルクに作曲の教えを 受けるが、後は協力者、友人として無調音楽を経て、 12音音楽の技法を完成するに至るまでの 大きな役割を果たした。
ベルクの死の4ヶ月前に、親しくしていた マーラーの未亡人アルマの娘のマノンが、 若い命を散らしてしまった。 ベルクにとって、天使のように美しく映っていた マノンの死は大きな衝撃を与えた。
湖畔の山荘で「熱に浮かされたように」 書きすすめられた、ベルクの唯一の ヴァイオリン協奏曲を完成した4ヶ月後の クリスマスイブに、ウィーンの病院で、 マーラーと同じ50歳で世を去った。
虫刺されが原因の腫瘍ができ、 これが悪化したため手術を受けたが、 敗血症を併発したためだった。
1915年に作曲した管弦楽のための 「3つの小品」は、リラックスの境地から 緊張のクライマックスまでの音色の変化が、 独特の魅力がある名曲である。 1929年に改訂されている。
1. Präludium 2. Reigen 3. Marsch

(管弦楽)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) ヘルベルト・フォン・カラヤン ♪ 私が聴いた音源 ♪
|
|