 【 交響詩「英雄の生涯」Op. 40 】
リヒャルト・シュトラウス,ゲオルク 〔独〕 (1864.06.11~1949.09.08) 85歳 心臓病
フリッツ・ライナー 〔洪〕 (1888.12.19~1963.11.15) 75歳

指揮者として活躍したライナーは、136前の 12月19日ブタペストで生まれた。 リスト音楽院で学び、1909年に ビゼーの「カルメン」で指揮者デビューした。 1914年にドレスデン国立歌劇場指揮者となり、 リヒャルト・シュトラウスと親交をもった。
1922年に渡米して、主要な楽団の指揮者として 活躍したが、1953年にシカゴ交響楽団の 音楽監督となり、亡くなるまでの10年間、 同楽団の黄金時代を築いた。
その間、R・シュトラウスの主要な 管弦楽曲をほとんど録音している。 出身地のハンガリーのバルトークの作品の 評価は高い。
R・シュトラウスは7曲の交響詩を作曲したが、 単一楽章形式の交響詩の最後の作品である 「英雄の生涯」は、1898年12月にベルリンで完成した。 次ぎのような内容となっていて、シュトラウスの 交響詩の集大成であり、総決算である。
1、英雄の姿を描く 2、英雄と人間の対立 3、愛情に魅せられた英雄 4、戦場での英雄 5、英雄の業績 6、英雄の引退
ここでの英雄は、作曲者自身の姿が描かれている。 人間の力と偉大さを音楽によって示し、いくつかの エピソードを描写的にはさみながら、英雄の人間的な 生活表現している。
彼の作品には楽想の豊富さ、対位法的な立体性、 和声の色彩感、巧妙な管弦楽法などがみられるが、 この作品では十分に認められる。

(ヴァイオリン)長原幸太 (管弦楽) 大阪フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) 大植英次 ♪ 私が聴いた音源 ♪
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