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...... 2024年12月11日 の日記 ......
■ 《 聖三部劇 》   [ NO. 2024121101-1 ] v

【 オラトリオ「キリストの幼時」Op. 25 】
 
ベルリオーズ,ルイ・エクトル 〔仏〕
(1803.12.11~1869.03.08) 



ベルリオーズは、221年前の12月11日に
フランス南部の田舎町で、医師の父親の
長男として生まれた。
音楽は、父のフルートで独習し、一般教育も
父の手によってなされ、学校には行かなかった。

父親が地方の名家の医師ということもあって、
18歳のときに、大学入学資格試験に合格し、
パリで医学を学んでいたが、オペラに夢中になり
音楽家にな ろうと独学で音楽の勉強を始めた。

後にパリ音楽院で、オペラと作曲を学んだ。
1830年 にローマ大賞を受賞したベルリオーズは、
賞金を得て、ローマに留学している。

聖三部劇と名付けられ、3つの部分からなる
「キリストの幼時」は、マタイ伝福音書第2章の、
ヘロデ王の幼児大虐殺と聖家族の避難を
題材としていて、ベルリオーズ自ら作詞をしている。

第1部では、ヘロデ王が毎晩エルサレムの幼児に
地位を脅かされる夢をみていたため、
占い師に相談するとその夢は真実だと告げられ、
ヘロデ王は全ての幼児を殺すように命令した。
そこで天使たちが、ヨゼフとマリアに生まれたばかりに
イエスと共にエジプトに逃げるように告げる。

1854年に完成し、その年の12月10日にパリで
ベルリオーズの指揮で初演され、絶賛を博した。

第1部 ヘロデの夢   
第2部 エジプトへの避難
第3曲 サイスへの到着 

登場人物は、語り手、マリア、ヨゼフ、ヘロデ王、
工匠の実父、混声合唱。




(コントラルト)イボンヌ・ネフ ー マリア       
(テノール)  マーク・バロモア ー ナレーターと隊長 
(バリトン)  ラルフ・ルーカス ー ヨゼフとポリドルス
(バス)    クリストファー・モルトマン ー ヘロデ王
(合唱)    リアス室内合唱団            
(管弦楽)   ベルリン・ドイツ交響楽団        
(指揮)    ロジャー・ノリントン          
                ♪ 私が聴いた音源 ♪





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