 【 キャプリオール組曲 】
ウォーロック,ピーター 〔英〕 (1894.10.30〜1930.12.17) 36歳

130年前の10月30日にロンドンで生まれた ウォーロックは幼くして父を亡くした。 ウォーロックは作曲家としてのペンネームで、 本名はフィリップ・アーノルド・ヘゼルタインという。
ほとんど独学で作曲の世界に入った。 幼少のころから伯父の紹介で、イギリスの 作曲家のディーリアス(1862〜1934)と交わり、 彼の影響を強く受けている。 ディーリアスの最初の伝記を執筆したのは ウォーロックである。
エリザベス王朝時代の音楽や詩を熱心に 研究したので、彼の音楽はその影響を受けている。
100曲以上の優れた歌曲を残していて、 その多くが独唱とピアノのために書かれている。 器楽曲は少ないが、余りある才能に恵まれながら 36年の若さで生涯を閉じている。 ガス中毒による死だったが、自殺だったのか 事故死であったのかは不明である。
34歳のときに作曲した「キャプリオール組曲」は フランス・ルネサンス期の舞踊ステップの 解説書に納められた旋律を元にしたもので、 6曲の舞曲からなる、16世紀風舞曲集とも いえるものである。
* バスダンス(宮廷舞踊) * パバーヌ * トゥルディオン * ブランル * ビエ・アン・レール * マタシャン(戦いの踊り)
元々はピアノのために書かれたが、管弦楽用、 弦楽オーケストラ用にも編曲されている。

(ハープシコード)ニコラス・クラーメル (管弦楽) アカデミー室内管弦楽団 (指揮) ネヴィル・マリナー ♪ 私が聴いた音源 ♪
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