【 聖ジュヌビエーブデュモン教会の鐘 】
マレ,マラン〔仏〕 (1656.05.31〜1728.08.15) 72歳
作曲家、バス・ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 奏者として活躍したマレーは、靴屋の息子として パリで生まれ、幼少の頃から音楽の才能を発揮した。
少年聖歌隊員としてサント・シャペルにつとめた後に、 ヴィオラ・ダ・ガンバをオトマンとサント・コロンブに、 作曲をリュリに学んだ。
23歳のころは、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者として 活躍しながら、オペラ座のオーケストラ指揮者を務めた。
ルイ十四世にかわいがられ、高く評価されていた。 教師としても名高く、多くの門弟を育て、著書もある。 宮廷音楽家として生涯を過ごし、296年前の 8月15日に、生地のパリで72年の生涯を閉じた。
作品には4つのオペラと様々な器楽曲があり、 中でも最も重要なのが、ヴィオール曲集と 「音階」と題された合奏曲集である。
「聖ジュヌビエーブデュモン教会の鐘」は、 ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロ による楽器編成で、教会の鐘の音を模倣した オスティナート・バスの上に曲が展開される。
パリのルーブル美術館に、1704年に制作された André Bouysによる(バス・ヴィオールと弓を 手にした)マレの肖像画がある。
(管弦楽)エンシェント室内管弦楽団 (指揮) クリストファー・フォグウッド ♪ 私が聴いた音源 ♪
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