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...... 2024年07月28日 の日記 ......
■ 《 初出版 》   [ NO. 2024072801-1 ] co

【 合奏協奏曲 Op. 8「四季」】

ヴィヴァルディ,アントニオ 〔イタリア〕
(1678.03.04〜1741.07.28) 63歳



ヴィヴァルディの生誕日は、古い書物には、
おそらく1678年ごろと推定されると書かれて
いたが、今では3月4日にヴェネツィアで
生まれたと記されている。

世を去った月日は、ウィーンの貧民墓地に
1741年7月28日埋葬の記録が残されている。

優れた ヴァイオリニストとして、18世紀前半の
イタリアのヴァイオリン界に主要な役割を果たし、
運指法や運弓法の技巧に、新生面を開いた。

ヴィヴァルディは多くの作品をのこしていて、
大部分がバイオリン曲だが、他の楽器
(チェロ、ヴィオラ・ダモーレ、フルート・ピッコロ、
マンドリン、オーボエ、ファゴット、トランペット、
ホルン など)のためにも数多く作曲している。

「四季」は、ヴァイオリンと管弦楽のための
〔和声と創意の試み〕の 第1番から第4番までで、
作品8の協奏曲集全12曲中の4曲にあたり、
50歳ごろの作品である。

作者不詳のソネット(14行詩)の内容を基にして
作曲された13楽章の協奏曲形式をとった
標題音楽で、細やかな自然が音楽となっている。

第1番 ホ長調「春」
(緑を連想させる喜ばしげな曲想) 

第2番 ト短調「夏」
(けだるい、いやな季節)

第3番 ヘ長調「秋」
(収穫を喜ぶ農民の快活な姿)

第4番 ヘ短調「冬」
(氷の上を歩く人のユーモラスな姿)



第3楽章からなる第2番 ト短調「夏」のソネット

第1楽章
炎暑、人畜はグッタリ、松の木さえも、
かっこうや山鳥、ひわが歌う。

第2楽章
稲妻と雷鳴、蚊や蝿の大群の襲来、羊飼いは
疲れた体を休めることもできない。

第3楽章
稲妻と雷鳴に霰まで加わり、羊飼いの恐れていた通り、
熟した果物や穀物を叩き潰す。



(ヴァイオリン)ファビオ・ビオンディ
(古楽器)   エウローパ・ガランテ
(指揮)    ファビオ・ビオンディ
        ♪ 私が聴いた音源 ♪





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