【 ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 】
バッハ,ヨハン・セバスティアン 〔独〕
（1685.03.21〜1750.07.28） 65歳
スターン,アイザック （露）
（1920.07.21〜2001.09.22） 81歳
二十世紀最高のヴァイオリニストの一人の
アイザック・スターンは、１０４年前の７月２１日に
ユダヤ系の子としてウクライナの
クレメネツで生まれた。
１歳のときにサンフランシスコに移住し、
母から音楽の早期教育を受けた。
１６歳でデビューをし、演奏活動を続けながら、
多くの新進演奏家を擁護し、育てた。
バッハ、ベートーベン、メンデルスゾーン、
ブラームスなどの古典的な協奏曲作品を演奏し、
録音をしたが、そればかりでなく、二十世紀の
協奏曲や室内楽の作品の演奏、録音も遺した。
１９９６年から行なわれている宮崎国際音楽祭では、
初代音楽監督に就任している。
アメリカ同時多発テロ事件が発生した１１日後の
２００１年９月２２日にニューヨークで世を去った。
翌年、宮崎県より県民栄誉賞を遺贈され、
宮崎県立芸術劇場コンサートホールは、
宮崎県立芸術劇場アイザックスターンホールと
改称された。
「ヴァイオリン協奏曲イ短調」は、バッハが３０代に
書いた作品で、イタリア風の甘美なものだが、
複音楽の巧緻を極めた手法がいたるところに
みられ、厳しさをも感じさせる。
バッハがヴァイオリン協奏曲を作曲したこの頃は、
古典派にみられるような協奏曲形式が、
まだ確立されてなくて、合奏協奏曲が作られていた
時代だったためイタリアのヴィヴァルディなどの
協奏曲の作風が強く残っている。
第１楽章 Allegro
第２楽章 Andante
第３楽章 Allegro assai
（ヴァイオリン）ヒラリー・ハーン
（管弦楽） ロサンジェルス室内管弦楽団
（指揮） ジェフリー・カハーン
♪ 私が聴いた音源 ♪
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