 【 キューバ序曲 】
ガーシュイン,ジョージ 〔アメリカ〕 (1898.09.26~1937.07.11) 38歳 脳腫瘍

ガーシュインは、二十世紀前半に最もアメリカ的な 性格、手法を反映した作曲家にあげられ、 ピアニストであり、ジャズソングの作曲家でもあった。
17歳のとき、ニューヨークの音楽屋の ソング・プラッガー(店頭で客に乞われるままに、 そこで出版している楽譜をピアノで弾いて聴かせる 職)になり、多くの作品を研究することができた。
21歳のときに作曲した「スワニー」が大ヒットをし、 多くの期待を集めることになり、彼の才能も またそれにこたえ、アメリカ音楽史にその名をとどめた。
最後の作品となった「ゴールドイン・フォリーズ」の 完成をまたず、87年前の7月11日の朝、 ガーシュインは脳腫瘍のため、ロサンゼルスの ビバリーヒルズで急逝した。 独身を通した39年の短い生涯だった。
彼は、1932年の2月にキューバの首都ハバナを 休暇で訪れているが、そのときの印象をもとに 作られた作品が演奏会用序曲「キューバ序曲」で、 ボンゴやマラカスなどの打楽器、ルンバや ハバネラといったリズムが用いられ、 南国の明るい雰囲気を作り出している。
作曲の年の夏の野外コンサートで初演されたが、 そのときは、「ルンバ」という曲名だったが 11月のメトロポリタン歌劇場での慈善演奏会の 再演時に「「キューバ序曲」と改題された。

(管弦楽)ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) ジェームズ・レバイン ♪ 私が聴いた音源 ♪
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