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...... 2024年03月14日 の日記 ......
■ 《 食卓の音楽 》   [ NO. 2024031401-1 ] ch

【 ターフェルムジーク 第1部 - 四重奏曲 ト長調 】

テレマン,ゲオルク・フィリップ 〔独〕
(1681.03.14〜1767.06.25) 86歳



十八世紀前半のドイツ・バロック音楽が華やかな
繁栄の頂点を迎えているころ活躍したテレマンは、
343年前の3月14日、プロテスタントの牧師を父に、
マグデブルクで生まれた。

20歳のときに法律学を修めるため、
ライプチヒ大学に入学したが、音楽の才能を
認められオルガニストを経て、当時最も有名な
音楽家のひとりとなった。
その人気は、バッハやヘンデルを凌ぐほどだった。

27歳のころバッハと親しくなり、彼の息子の
エマニュエル・バッハの名付け親となっている。

1722年にライプチヒの聖トマス教会の楽長の
クーナウが亡くなったとき、ライプチヒ市当局は
「大作曲家」のテレマンを後任に依頼した。
しかし、断られ「中位の音楽家で我慢しなくては」
ということで、バッハを招いたという
史実が残されている。

テレマンは作曲家として多くの作品を残したが、
宗教音楽、オペラ、管弦楽組曲、室内楽、
歌曲の他、あらゆる種類の楽器の協奏曲がある。

ターフェルムジークは食事の際、その傍らで
演奏される音楽だが、十七、八世紀の宮廷や
貴族社会における一種の社交音楽をさす。

王侯貴族が宴会その他の機会に、お抱えの
音楽家によって演奏させたもので、テレマンは
3巻からなるターフェルムジークを作曲している。

それらは室内楽だが、管弦楽組曲、協奏曲、
四重奏曲、トリオ・ソナタ、ソロ・ソナタと
演奏形態はいろいろである。

「四重奏曲 ト長調」は、オーボエ、ヴァイオリン、
チェロ、コンティヌオで演奏される。

コンティヌオ(continuo)=通奏低音

この時代にヨーロッパで広く行なわれた奏法で、
鍵盤楽器奏者が与えられた低音の上に、
即興で和音を補いながら伴奏声部を完成させる
方法で、独奏パートが休む場合も、
低音は楽曲を一貫して演奏する。

       第1楽章 Largo - Allegro - Largo
       第2楽章 Vivace - Moderate - Vivace
       第3楽章 Grave
       第4楽章 Vivace



(管弦楽)ムジカ・アンフィオン 
(指揮) ピータ=ヤン・ベルダー
      ♪ 私が聴いた音源 ♪





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