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...... 2024年02月17日 の日記 ......
■ 《 クラムシーの親方 》   [ NO. 2024021701-1 ] or

【 組曲「コラ・ブルニョン」Op. 24 】
       
カバレフスキー,ドミトリー・ボリソヴィチ〔露〕
(1904.12.30〜1987. 02.17 ) 83歳
  

      
ソ連の代表的作曲家のカバレフスキーは、数学者の
息子として、サンクトペテルブルグで生まれた。
モスクワ音楽院で学び、後に母校の教授となった。

ピアノ奏者としても超一流で、 軽妙洒脱な
通俗的大衆性を身に付けた庶民的な音楽で知られ、
特に子供のための作品が多い。
歌劇、交響曲、協奏曲、室内楽曲、ピアノ曲、
歌曲など、あらゆる分野の作品を作曲している。

チェルノブイリ原発事故が起きた翌年の2月17日に
モスクワで83年の生涯を閉じた。

組曲「コラ・ブルニョン」は、同名の歌劇から
改編されたもので、ロマン・ロランが1919年に発表した
小説「コラ・ブルニョン」に基づいて歌劇は作られた。
「クラムシーの親方」ともいうが、劇の主人公
コラ・ブルニョンのことで、十六世紀に実在した
指物師の親方のことである。

小説は彼のユーモアと機知にあふれた生活を描く中に、
ロランの平和主義を主張したものである。
組曲として出版されたのは、1941のことだった。

 第1曲 序曲
 第2曲 民衆の祝賀
     歌劇の第1幕、第2場からとられた音楽で
     コラ・ブルニョンの恋人を奪った侯爵の栄誉を讃える
     祝賀の場面の舞曲。
 第3曲 世の災禍(ペスト)
     第2幕、第2場の音楽で、クラムシーを襲ったペストの
     ために、死の床にあるコラ・ブルニョンを描いている。
 第4曲 反乱
     歌劇の終幕において、侯爵の邸宅を暴徒が
     襲撃するときの勇壮な音楽。



(管弦楽)アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) ロリス・チェクナヴォリアン     
             ♪ 私が聴いた音源 ♪






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