【 歌劇「リエンツィ」序曲 】 ワーグナー,リヒャルト 〔独〕 (1813.5.22〜1883.2.13) 69歳 心臓障害
ワーグナーはベートマン劇場の指揮者をしていた 21歳のとき、4歳年上の女優ミンナを知り 愛するようになり、2年後に結婚をしたが、 二人の生活は長くは続かなかった。
別居していたミンナが亡くなった4年後、 ワーグナーが57歳のときに、同棲していた ヴューローの妻のコジマ(リストの娘)と 再婚した。 そのときに2人の間には、3人の子どもがいた。
再婚の前年に生まれたジークフリートが14歳の 2月13日に、父のワーグナーはヴェネツィアで 療養中、心臓障害のため69歳で急逝した。 遺体はバイロイトに移され 私邸(ヴァーンフリート)の庭に葬られた。
義父のリストよりも2年年下のワーグナーが 世を去ったのは、リストが亡くなる3年前だった。
ワーグナーは少年時代、文学、特に演劇を好み、 脚本の創作などをしていた。 14歳のときに、ベートーベンの作品を聴いて 非常に感銘をうけ、音楽家を志している。
英国の詩人ブルワーの作品である 「最後のローマ護民官リエンチ」を、自ら脚本を 書いて作曲したのが、歌劇「リエンツィ」である。 オペラとしては、最初の作品は未完なので、 3番目の作品となるが「5幕による大悲歌劇」で、 1840年に完成した。
今日ではあまり上演されないが、序曲だけは しばしば演奏会で取り上げられている。
(管弦楽)ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) ズービン・メータ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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