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...... 2024年01月25日 の日記 ......
■ 《 ドイツ指揮界の王者 》   [ NO. 2024012501-1 ] sy

【 交響曲「画家マチス」】

ヒンデミット,パウル 〔独〕
(1895.11.16〜1963.12.28) 68歳

フルトヴェングラー 〔独〕
(1886.01.25〜1954.11.30) 68歳



ヒンデミットより9歳年上のフルトヴェングラーは、
138年前の1月25日にベルリン生まれ、指揮者として
活躍し、ドイツ指揮界の王者として君臨した。

ナチスの天下になると最初は抵抗したが、
結局はナチスに屈従した。
第二次世界大戦後戦犯になったが、無罪となった。

ドイツの画家マチスの物語をヒンデミット自身で
台本を書き、それをオペラとして自ら作曲したのが
オペラ「画家マチス」だが、交響曲「画家マチス」は、
その中の前奏曲、及びシーンからとった音楽で、
3つの楽章を管弦楽曲として、編曲したものである。

彼は「これは3枚の画をもとに作曲してあるけれど、
決して標題楽ではない。しかし聴衆に、あたかも
画を見ているときと同様の心の状態を与えようと
試みたものである」と言っている。

堂々とした形式上からみても、作曲技術の点からみても、
溌剌とした新鮮な感じをもち、現代音楽としての美を、
あますところなく発揮した曲である。

第1の画は一番近くにいる天使が、チェロの前身の
弦楽器を左手に弓を持って演奏していて、
その向こうにヴァイオリンのような楽器を奏する
天使が2人、さらに小さな天使たちが大勢みえる。
第2の画は、極刑に処せられた救世主のまわりを
とりまいて、人々が悲しそうにしている。
第3の画は、化け物がいっぱいである。

この曲の初演は、フルトヴェングラー指揮の
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によって行なわれた。

     第1楽章 Engelkonzert(Angelic Concert)
     第2楽章 Grablegung(The Entombment)
     第3楽章 Versuchung des heiligen Antonius
          (The Temptation of St.Anthony)



(管弦楽)イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) レナード・バーンスタイン      
            ♪ 私が聴いた音源 ♪




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