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...... 2024年01月21日 の日記 ......
■ 《 皇紀2600年 》   [ NO. 2024012101-1 ] or

【 祝典序曲 1940 】 
(日本建国2600年祝賀曲)

    
イベール,ジャック 〔仏〕
(1890.08.15〜1962.02.05) 72歳
        

  
イベールは、幼いころから音楽の才能を
母から受け継いだ。
初めパリ音楽院の演劇科に、20歳で音楽科に
入学したが、24歳のとき第一次世界大戦が勃発し、
海軍に入って士官になった。

戦後、パリに戻り作曲活動を再開し、29歳のときに
「ローマ大賞」を獲得してローマに留学した。
交響組曲「寄港地」は、そのときに作曲した曲の中の
一つで、32歳の作品である。

初演から大好評で、彼の名を一躍ヨーロッパの
楽壇にひろめた出世作となった。

1940年(昭和15年)に皇紀2600年
(初代天皇の神武天皇が即位した年からのカウント)を
迎える日本のために、フランス政府から
イベールの元へ「祝典序曲」を作曲するよう
要請があったのは彼が49歳のときだった。

この曲は、祝典を祝う人々の高らかな喜びを
表すような主題で始まる、演奏時間約15分の楽曲で、
初演はその年の12月に東京で行なわれた
奉祝演奏会だった。

その際、他に3曲も演奏された。
ドイツ  リヒャルト・シュトラウス 「祝典音楽」
イタリア  イルデブランド・ピツェティ「交響曲」
ハンガリー  ヴェレシュ・シャーンドル「交響曲」

イベールはその後、更に「改訂版」を作り、
その初演は1942年1月21日にパリで、
シャルル・ミンシュの指揮により行なわれた。



(管弦楽)スイス・ロマンド管弦楽団
(指揮) ネーメ・ヤルヴィ    
       ♪ 私が聴いた音源 ♪




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