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...... 2024年01月14日 の日記 ......
■ 《 現実主義 》   [ NO. 2024011401-1 ] o

【 歌劇「トスカ」】
   
プッチーニ,ジャコモ 〔伊〕
(1858.12.22〜1924.11.29) 65歳
   

     
プッチーニが作曲した「ボエーム」「蝶々夫人」とならぶ、
3大歌劇のひとつである「トスカ」は、彼の名声を
頂点にもたらしたばかりでなく、イタリア歌劇史を飾る、
不朽の作品としてあげられる。

ヴェリスモ(現実主義)の影響を示しながら、
暗く悲劇的な主題を、プッチーニ独特の
劇的なスタイルを持ちつつも、美しく流麗な
旋律で色どっていく点に特徴をもった歌劇で、
劇と音楽の一体化は、プッチーニの独自性を
強く打ち出している。

十九世紀フランスの劇作家ヴィクトリアン・サルドゥが
名女優サラ・ベルナールのために書いた
同名の5幕からなる悲劇を、1890年にミラノで観た
プッチーニは、この作品に強く打たれて
その歌劇化を思いたった。

1900年1月14日に、ローマのコンスタンツィ劇場で
初演されたが、プッチーニに対する反感を
抱く者によって妨害が企てられたため、
この初演は成功したとはいえなかったが、
その後各国で上演されるようになった。

日本では、1919年(大正8年)にロシア歌劇団が
本邦初演を行なった。
日本人による初演は、1939年(昭和10年)に
藤原歌劇団の第5回公演として行なわれている。

時は1800年6月、場所はローマ。
冒頭は序曲、前奏曲にあたるものがなく、いきなり
3小節の最強奏で、激しい和音が鳴り響き、
すぐに第1幕の幕があげられる。

第3幕で歌われる、主人公トスカの恋人で、
画家のカヴァラドッシが歌う、有名なアリアの
「星も光りぬ」は感動的である。
          

      
ー星は光りぬー
     
(テノール)マリオ・デル・モナコ         
(管弦楽) ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団  
(指揮)  フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ
            ♪ 私が聴いた音源 ♪





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