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...... 2024年01月12日 の日記 ......
■ 《 間奏歌劇 》   [ NO. 2024011201-1 ] or

【 歌劇「スザンナの秘密」序曲 】


       
ヴォルフ=フェラーリ,エルマンノ 〔伊〕
(1876.01.12〜1948.01.21) 72歳
                    

        
ヴォルフ=フェラーリは、著名な画家であった
ドイツ人の父と、イタリア人の母との間に、
148年前の1月12日にヴェネツィアで生まれた。

はじめ父の意志で美術を学ばされたが、
後に音楽に転じオペラ作曲家の道を歩み始めた。

26歳のときから10年間、音楽院の校長として
在職した後、作曲活動に専念し主として
多数のオペラを創作した。

ドイツの作曲法とイタリア風の旋律を巧妙に結合した
一風変わった歌劇作家といわれているが、
現在あまりその歌劇は上演されてない。

しかし、「聖母の宝石」(1911年)の間奏曲や、
華美で軽快な序曲の「スザンナの秘密」の前奏曲は、
演奏会場で演奏され喜ばれている。

33歳(1909年)のときの作品の「スザンナの秘密」は
一幕物の短い間奏歌劇で、風刺的な喜劇となっている。
登場人物は公爵夫人スザンナ、公爵ギル、
召使いサンテの3人だけで、ギルとスザンナは
新婚夫婦なのだが、この若い花嫁さんには
一つの秘密があった。

煙草を吸うことなのだが、夫に知られたら叱られたり
嫌われたりしないかと恐れ、言いそびれていた。
部屋で煙草の香りがするので、夫は隠し男が
いるのではないかと疑うが、ある日花嫁が煙草を
吸うことを知り、かえってますます魅力をおぼえ、
めでたく平和が訪れるというお話である。



(管弦楽)ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
(指揮) ランス・フリーデル             
           ♪ 私が聴いた音源 ♪




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