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...... 2023年12月23日 の日記 ......
■ 《 ヴァイオリン協奏曲中の王者 》   [ NO. 2023122301-1 ] co

【 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61 】

ベートーベン,ルードヴィヒ・ヴァン 〔ドイツ〕
(1770.12.16〜1827.03.26) 56歳



ベートーベン、ブラームス、メンデルスゾーン、
チャイコフスキーの作品は“四大ヴァイオリン協奏曲”
といわれているが、この曲はヴァイオリン協奏曲中の
王者にたとえられてきた。

しかし、この曲が王者として認められるまでには
相当の年数が必要だった。
初演されたのは1806年12月23日で、
ウィーンのアン・デル・ウィーン劇場だった。

ベートーベンは、最後の仕上げをいつも
ギリギリまでやるのが常だったため、独奏者の
フランツ・クレメントは初演当日、所見で
演奏しなくてはいけなかった。

この曲は初演以来ほとんど顧みられなかったが、
真価が認められるようになったのは38年後、
メンデルスゾーンの指揮、13歳のヨアヒムの
独奏で演奏されてからだった。

美しさ、品格の高さ、長大なこと、王者としての
条件はすべてそなわっていて、いまもって
これをしのぐものはないともいわれている。
ベートーベンはピアノ協奏曲を5曲作曲しているが、
ヴァイオリン協奏曲はこれ1曲しか残していない。

3楽章からなるこの曲は、ベートーベン自身が
ピアノ協奏曲として編曲もしている。

         第1楽章 Allegro ma non troppo
         第2楽章 Larghetto
         第3楽章 Rondo : Allegro



(ヴァイオリン)アンネ=ゾフィー・ムター       
(管弦楽)   ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)    クルト・マズア            
                ♪ 私が聴いた音源 ♪





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