 【 バレエ音楽「カルメン組曲」】 シチェドリン,ロディオン・コンスタンチノヴィチ (露) (1932.12.16〜 )
 旧ソ連の指導的な作曲家のシチェドリンは、 91年前の12月16日にモスクワの音楽家の 家庭に生まれ、モスクワ音楽院で作曲とピアノを学んだ。
作曲家として、ピアノやオルガンの ヴィルトゥオーゾとしても活躍している。 作品としては交響曲、協奏曲、オペラ、室内楽、 ピアノ曲などを作曲しているが、シチェドリンの作品で 注目されるのはバレエ音楽で、妻のために 5つのバレエ音楽を作曲した。
シチェドリンの妻となったのは、7つ歳上の 現代最高のバレリーナであるマイヤ・プリセツカヤで 1958年に、26歳と33歳で結婚した。
プリセツカヤのために作曲したバレエ音楽 「カルメン組曲」は、1967年に完成した。
カルメンといえば、ビゼーのオペラが有名だが、 ビゼーの大作に対抗するのではなく、その作品をもとに、 ストリングスとパーカッションのために作曲した。
13曲からなり、ビゼーの他の作品の「アルルの女」の ファランドールが挿入されていたり、 「闘牛士の歌」などでは、お馴染みの旋律を奏した後、 伴奏や合いの手、対旋律のみを残したときでの、 主旋律がどことなく聞こえるような錯覚を抱く効果や、 パワフルな弦楽にコミカルな打楽器の融合が 面白い作品である。
1 Introduction : ハバネラ 2 Dance : アラゴネーズ 3 Intermezzo No.1 : カルメンの登場を待ち望む 男たちの場(第1幕) 4 Changing of the Guard : アルカラの竜騎兵 5 Carmens Entrance And Habanera : カルメンが 登場した場面とハバネラ 6 Scene : 第2幕の幕切れの一部(スニガ)が密輸業者に 捕らえられる場面→タバコ工場から女性行員が 出てくる場面→セキディーリャ 7 Intermezzo No.2 : 第3幕への間奏曲 8 Bolero : ファランドール(アルルの女より)の一部 9 Torero : 闘牛士の歌 10 Torero and Carmen : ジプシーの踊り (美しきバースの娘より) 11 Adagio : 第1幕前奏曲後半と「花の歌」 12 Fortune-telling : カルタ占いの場 13 Finale : 行進曲と合唱→ドン・ホセとカルメンの 二重唱の手前の場面→第2幕フィナーレより→ ドン・ホセとカルメンの二重唱→運命のテーマ→ カルメンの最初のセリフの場面→Introduction

(管弦楽)ロシア・ナショナル管弦楽団 (指揮) ミハイル・プレトニョフ ♪ 私が聴いた音源 ♪
|
|