 【 ラグリマ(涙)】 タルレガ,フランシスコ 〔西〕 (1852.11.21〜1909.12.15) 57歳
 近代スペインの最も卓越したギター奏者であり、 近代的ギター奏法の創始者として知られる タルレガは、作曲と演奏の両面に自己の 天分を見い出した。 その作品は400曲にものぼる。
バッハやベートーベン、ショパンなどの作品を、 ギター用に編曲し、この楽器に対する認識を 高めたことは、高く評価されている。
死の1週間前まで 意欲的に作曲をしていたが、 114年前の12月15日にバルセロナで 57年の生涯を閉じた。 ギターを愛していたタルレガは、 Guitarrega(ギタルレガ)と手紙には自署していた。
タルレガの代表作の「ラグリマ(涙)」は、 娘のコンチータの死から生まれたとか・・・ タルレガがマジョルカでの演奏旅行から帰宅すると、 コンチータが3日前に亡くなったことを妻から知らされた。
悲劇的な主題は甘美で優しいホ長調、 メランコリックな中間部は、ホ短調で書かれていて、 娘に対する愛情と、その死に対する 悲しみが感じられる。

(ギター)ミロシュ・カラダグリッチ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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