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...... 2023年11月19日 の日記 ......
■ 《 ロマン派的な手法 》   [ NO. 2023111901-1 ] sy

【 交響曲 第4番 ハ短調「悲劇的」】
      
シューベルト,フランツ・ペーター 〔墺〕
(1797.01.31〜1828.11.19) 31歳 チフス
        

           
シューベルトの生涯はあまりにも短かかった。

  1828年秋、兄の家に転居していた。
  10月初旬  兄と共にアイゼンシュタットのハイドンの
         墓に詣でている。
  10月31日 「赤十字」で会食したが、魚料理一切れを口に
         したのみで後は食べられず、これが最後の
         食事となった。
  11月 3日 教会で兄フェルディナントの「鎮魂歌」を
         聴いたが、その後病床につく。
  11月 4日 ゼヒターについて対位法の勉強を始めたが、
         授業はこの一回で最後となる。
  11月16日 チフスと診断される。
  11月19日 午後3時31歳10ヶ月の短い生涯を終え
         永い眠りについた。「ここで終わりだ・・・」

シューベルトの作品は、人の心の自然な思いが、
素直に流れ出たロマンティックな作品で、
なんの気取りもなく、あまりに純粋なので、
理屈抜きに聴き手は胸にじんとくる。
健康的で、ひねくれたところのない音楽なのだ。

彼は短い一生のうちに13曲の交響曲の作曲を試みているが
未完成のものが多く、番号も一定していない。
3番までは習作で、交響曲作家として一人前になったのが、
19歳のときの作品の第4番である。

副題の「悲劇的」は、後に作曲者自身が
つけたものだが、その年月はあきらかでない。
この曲が公開の演奏会で演奏されたのは、
シューベルトの死後で、1849年11月19日に
ウィーンにおいて行われた。

     第1楽章 Adagio molto - Allegro vivace
     第2楽章 Andante
     第3楽章 Menuetto : Allegro vivace
     第4楽章 Allegro



(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) カール・ミュンヒンガー      
           ♪ 私が聴いた音源 ♪





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