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...... 2023年10月12日 の日記 ......
■ 《 戦争交響曲 》   [ NO. 2023101201-1 ] sy

【 交響曲 第6番 ホ短調 】
   
レイフ(ラルフ)・ヴォーン=ウィリアムズ 〔英〕
(1872.10.12〜1958.08.26) 85歳 心臓発作
      

        
“英国らしさ”を感じさせるヴォーン=ウィリアムズは、
151年前の10月12日、グロスターシャー州
ダウンアンプニーで生まれた。

父は貴族階級、母は名門ウェッジウッド家
(高級陶器のウェッジウッド)という絵に描いたような
英国の上流家庭で育ったヴォーン・ウィリアムズは、
最初はヴァイオリニストを目指したが、
王立音楽大学に入学後作曲家に転向した。

ホルストらとともに民謡採譜のため英国内を
くまなく回り、英国の教会音楽や賛美歌を
書物にまとめる仕事にも携わって、
自国の伝統音楽をしっかりと学んだ。

その一方、ドイツ・ロマン派の作曲家ブルッフや、
ラヴェルにも教えを請い、様々な作曲技法を
身に付けていった。

ヴォーン=ウィリアムズは、ホ短調交響曲を
第6番と第9番の2曲書いている。

1944年から1947年にかけて作曲した
「交響曲 第6番」は、第1,第2、第3楽章の不協和音が
激しい性格のため「戦争交響曲」とも評される。
闘争的であり、また皮肉や不気味さが交錯する
これらの楽章には、第二次世界大戦と戦後の
混乱が反映しているといえる。

しかし全曲の3分の1をしめる終楽章は
対照的に、終始ピアニッシモで穏やかに演奏される。
これは平和の暗示ではなくて、夜の静寂、
冷たく生命のない世界の沈黙といった性格のもので
いつ終わったのかわからないように消えていく。
4楽章からなるが、全曲切れ目なく演奏される。

1948年4月21日にロンドンの
ロイヤル・アルバート・ホールで初演された。

        第1楽章 Allegro
        第2楽章 moderato
        第3楽章 Scherzo: Allegro vivace
        第4楽章 Epilogue: Moderato



(管弦楽)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) ロジャー・ノリントン       
            ♪ 私が聴いた音源 ♪




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