【 ヴァイオリン・ソナタ 第42番 イ長調 K. 526 】
モーツァルト,ヴォルフガング・アマデウス〔墺〕
（1756.01.27〜1791.12.05） 35歳
「ヴァイオリン・ソナタ 第42番 イ長調 K.526」は、
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク K. 525」を
作曲した後、１７８７年に「ドン・ジョバンニ」K. 527と
並行して書かれ、８月２０日（２４日とも）に
ウィーンで完成している。
この年は父のレオポルトが５月２８日に
ザルツブルクで６８年の生涯を閉じている。
ベートーベンの「クロイツェル・ソナタ」の先駆と
呼ばれている「ヴァイオリン・ソナタ 第42番」は
壮大な構想を持っていて、各楽章とも長くかつ
スキなくまとめあげられている。
モーツァルトがヴァイオリンとピアノのために書いた
「ソナタ」は、第４３番まである。
彼のヴァイオリン・ソナタは「２重奏曲」ではなくて、
「ヴァイオリンの自由な伴奏をもった
ピアノ・ソナタ」だった。
第３楽章は変奏形式（６変奏）だが、後に
第４変奏をカットして、モーツァルト自身が
「ピアノ・ソナタ ヘ長調 K. 547a」に、またピアノ曲
「アレグレットの主題による６つの変奏曲 K. 547b」
としても改編している。
第１楽章 Allegro molto
第２楽章 Andante
第３楽章 Presto
翌年に最後のヴァイオリン・ソナタとなった
「ヴァイオリン・ソナタ 第４３番 ヘ長調 K. 547」を
書いている。
（ヴァイオリン）イツァーク・パールマン
（ピアノ） ダニエル・バレンボエム
♪ 私が聴いた音源 ♪
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