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...... 2023年08月12日 の日記 ......
■ 《 木管六重奏 》   [ NO. 2023081201-1 ] ch

【 組曲「青春」】
        
ヤナーチェク,レオシュ〔チェコ〕
(1854.07.03〜1928.08.12) 74歳
           

           
モラヴィアのフクヴァルディで貧乏教員の
10番目の子どもとして生まれたヤナーチェクは、
「モラヴィアの熊」と呼ばれた
チェコの野性的作曲家である。

学生時代の大部分を苦学しながら過ごし、
人生の盛りを教育に捧げながら、創作活動をした。

彼が生まれたモラヴィアは、古くからの民族文化が
残っていて、民謡には独特の教会旋法や変則的な
拍子が出てくるが、それらの民謡を徹底的に研究し、
自分の作品の中に取り入れた。

さらに彼は、街の物音や鳥の声、人々が話す会話を
独自のやり方で音符化していたといわれている。

ヤナーチェクはロシア音楽への親近性をもっていて、
ムソルグスキーの影響を受けていることから
「チェコのムソルグスキー」といわれるが、
ムソルグスキーよりはもっと主観的な感情家で、
徹底的な自由主義者だった。
たとえ、悲観的なテーマを扱っても、必ず最後には
救いがあり、生命肯定の芽生えになっていた。

95年前の8月12日肺炎のため、オストラヴァで
74年の生涯を閉じた。

木管六重奏のための「青春」は、ザルツブルクで
開かれた現代音楽の音楽祭でフランスの
プレーヤーたちによる、管楽アンサンブルを聴き、
感銘を受けたことから1924年に作曲し、
その年、70歳を祝う音楽会で初演された。

若き日の思いが込められた、明るい雰囲気の
作品となっている。


         第1楽章 Allegro
         第2楽章 Andante sostenuto
         第3楽章 vivace
         第4楽章 Allegro animato



(演奏)ロンドン・フェスティバル・オーケストラのメンバー
                ♪ 私が聴いた音源 ♪




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