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...... 2023年05月28日 の日記 ......
■ 《 音楽の遊び 》   [ NO. 2023052801-1 ] sy

【 おもちゃの交饗曲 ト長調 】
        
モーツァルト,ヨハン・ゲオルク・レオポルド 〔墺〕
(1719.11.14〜1787.05.28) 67歳
           

                
モーツァルトの父のレオポルドは、製本業者の子として
ドイツのアウクスブルクで生まれた。
大学では法律を学んだが、2年後学業を放棄して
音楽家の道を進んだ。

21歳のときにトゥルン=ヴァルサシーナ・ウント・
タクシス伯家の従僕兼楽士となった後、
ザルツブルク宮廷礼拝堂楽団のバイオリン奏者に
任命され、生涯をこの楽団員として過ごした。

38歳で宮廷作曲家の称号を得、44歳のときに
副楽長に任じられ、236年前の5月28日に
オーストリアのザルツブルクで67年の生涯を
閉じるまでその地位に留まった。

28歳にときに結婚をし7人の子どもをもうけたが、
成人したのは第4子のマリア・アンナ(通称なナンネル)
と末子のヴォルフガングの2人だけだった。

彼は、ザルツブルクの代表的な音楽家の
一人に数えられ、多くの作品を残しているが、
彼の功績は2人の子どもの育成にあった。

レオポルトの最大の業績は、息子ヴォルフガングの
幼児からの計画された人間的音楽的教育を
付き添って行なったことである。
レオポルドが残したヴォルフガングの作品表や
旅の記録、さらに書簡などはモーツァルトのための
最も根本的な資料となっている。

「おもちゃの交饗曲」は、ハイドンの作品と
されてきたが、モーツァルトの父のレオポルドの
「カッサシオン」7曲中3曲を抜粋、
移調編曲したものともいわれている。

しかし、1992年になって1770年ころに
チロル出身の作曲家、神父のエトムント・アンゲラーが
作曲したとの説も出てきた。

この曲は、おもちゃの楽器(郭公、夜鷹、鶉の笛、
ラッパ、太鼓、トライアングル、ガラガラと鳴る歯車)が
使われることからこの名があって、本格的な演奏には
楽譜出版社特製のおもちゃを使うことになっている。

        第1楽章 Allegro
        第2楽章 Menuetto - Trio
        第3楽章 Finale : Presto - Allegro



(管弦楽)ミュンヘン室内管弦楽団
(指揮) クルト・レーベル   
      ♪ 私が聴いた音源 ♪




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