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...... 2023年05月13日 の日記 ......
■ 《 旅の思い出 》   [ NO. 2023051301-1 ] sy

【 交響曲 第4番 イ長調 「イタリア」Op. 90 】
          
メンデルスゾーン,ヤーコブ・ルードヴィヒ・
               フェリックス〔独〕
(1809.02.03〜1847.11.04) 38歳  
      

        
メンデルスゾーンは5つの交饗曲を作曲しているが、
第3番「スコットランド」(1842年)と、
第4番「イタリア」は演奏される機会が多い。

「イタリア交饗曲」の初演は1833年5月13日、
ロンドン・フィルハーモニー協会で、
メンデルスゾーンの指揮で行なわれ、
ロンドン・フィルハーモニー協会に捧げられた。

しかし、彼はこの曲に満足できず後に
改訂したものの生存中には出版もせず、ドイツでの
初演は彼の死の2年後、ライプチヒで行なわれた。
このため、「スコットランド」よりもずっと前に作られて
いるにもかかわらず、番号は後になっている。

メンデルスゾーンは20歳から23歳にかけて、
イギリス、イタリア(ローマとナポリ)、スイス、
フランス(パリ)を旅している。
イタリアでは、ローマ民衆の浮かれ騒ぐ謝肉祭も、
教皇グレゴリウス十六世の荘厳な就任式も
見ることができた。

この曲は、ロンドン・フィルハーモニー協会から
交饗曲の作曲の依頼を受け、
ローマ滞在中に書き始められ、長い旅を終わって
ベルリンの自宅に戻ってから書き上げた。

第1楽章では、メンデルスゾーンが初めてイタリアの
輝かしい空を眺め、紺青の水を眺め、オレンジ実る
緑の野山を眺めた第一印象が、主題に現れる。

ローマの謝肉祭で、町をあげて踊る愉快な
戯れの姿から着想したと思われる第4楽章は、
「サンタレロ」と題されている。
「サンタレロ」はローマの民衆的な舞曲で、
男女が組んで腕を広げ脚をあげて進み退き
回転し、激しく賑やかに、かつ優美に踊る
素朴快活ものである。

         第1楽章 Allegro vivace 
         第2楽章 Andante con moto
         第3楽章 Con moto moderato
         第4楽章 Saltarello : Presto



(管弦楽)アカデミー室内管弦楽団
(指揮) ネヴィル・マリナー  
      ♪ 私が聴いた音源 ♪




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