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...... 2023年03月18日 の日記 ......
■ 《 吹奏楽の伴奏 》   [ NO. 2023031801-1 ] co

【 トロンボーン協奏曲 変ロ長調 】
              
リムスキー=コルサコフ,
   ニコライ・アンドレイ・ヴィチ 〔露〕
(1844.03.18〜1908.06.21) 62歳 心臓病
          

             
ロシア国民音楽の樹立と推進に力をそそいだ、
いわゆるロシア国民楽派「5人組」の中で最年少者の
リムスキー=コルサコフは、179年前の3月18日、
父の領地(ノブゴロド近隣のティフヴィン)で、
軍人貴族の家庭に生まれた。

幼児から音楽の才能を示し、6歳から
ピアノの稽古を始め、9歳で作曲をしている。
両親は彼の楽才は認めていたが、
特別の音楽教育をする考えはなかった。

父は官吏だったが、一族には海軍の軍人が
多かった関係から、12歳のときに海軍兵学校に
入学し、士官候補生として6年間ここで過ごした折、
本格的な芸術音楽に接した。

遠洋航海の生活を3年間経験しているが、
彼の作品に東洋的な情緒感が漂うのは、
そのときに東洋の国々の港に寄港したときの
体験によるものである。

後に、海軍軍楽隊の指揮者をした経験から、
管弦楽の使用について様々な知識をもったことは、
オーケストレーションの完成のうえに非常に役立った。
彼の管弦楽作品は、色彩的であると同時に
清明な輪郭をもっており、彼が本領とした
標題音楽において、極めて効果的なものとなった。

その間作曲活動は続けていたが、27歳のときに、
ペテルブルク音楽院の教授として招請を受けた。
しかし、音楽の基礎的知識はほとんどもってなかった
彼はおおいに迷ったが、それを引き受け、それ以後、
音楽の一般的理論を身につけるために苦労した。
2年後に、海軍の軍籍は辞した。

その後、音楽院の教授を勤めながら、海軍軍楽隊の
指揮者、宮廷礼拝堂の副指揮者として活躍した。
音楽院教授としての34年間の在職中に
数えきれないほど多数の弟子を養成した。

ロシアの海軍軍楽隊の指揮者を務めていた
1877年の海軍士官の同僚のトロンボーンの
レオノフのために作曲した「トロンボーン協奏曲」は、
トロンボーンと吹奏楽のための協奏曲で、
吹奏楽の伴奏で書かれている。

1878年3月16日に、クロンシュタットの海軍基地で
リムスキー=コルサコフの指揮により初演された。

クリスティアン・リンドベルイの編曲による、
管弦楽版も書かれている。

         第1楽章 Allegro vivace
         第2楽章 Andante cantabile
         第3楽章 Allegro - Allegretto



(トロンボーン)ミケーレ・ロムート
(管弦楽)イタリア空軍軍楽隊   
(指揮) パトリツィオ・エスポジト
       ♪ 私が聴いた音源 ♪




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