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...... 2023年02月02日 の日記 ......
■ 《 ヴァイオリニストの中の王 》   [ NO. 2023020201-1 ] co

【 ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ短調 Op. 37 】
           
ヴュータン,アンリ 〔ベルギー〕
(1820.02.17〜1881.01.06) 61歳
           
ハイフェッツ,ヤッシュ 〔露〕
(1901.02.02〜1987.12.10) 86歳
        

              
二十世紀屈指の名ヴァイオリニスト奏者として活躍した
ハイフェッツは、リトアニアの古都ヴィルナで
ユダヤ人として122年前の2月2日に生まれ、
1987年12月10日に、ロサンゼルスの病院で、
輝かしい86年の生涯を閉じた。

父もヴァイオリニストで、3歳のときにヴァイオリンを
手にし、3年後には聴衆の前でメンデルスゾーンの
協奏曲を演奏した。
ヴィルナ帝室音楽学校から、9歳で
ペテルブルク音楽院で学んだが、他に例をみない
驚異的な神童ぶりを発揮した。

16歳のときに、ロシア革命を逃れてアメリカに渡り、
それから引退するまでの約半世紀もの間、
アメリカを本拠に多忙な活躍を続けた。

彼は、バロックから現代に至るレパートリーを携え、
その全てに常に完全主義者であることを実現させていて、
膨大な量のレコーディングも残している。

ハイフェッツのテクニックの冴えが光る
ヴュータンの「ヴァイオリン協奏曲第5番」は、
38歳のときに書かれ、第4番と共に
親しまれている作品である。

第2楽章で、グレトリのオペラ「ルシール」の
旋律が用いられていることから「ル・グレトリ」の
副題がついている。

4つの部分からなるが単一楽章の構成になっている。

     第1楽章 Allegro non troppo - Moderato 
     第2楽章 Adagio 
     第3楽章 Allegro con fuoco

「極めて偉大であり、はなはだ新しいものである」
この協奏曲を聴いたベルリオーズの言葉である。
         


(ヴァイオリン)イツァーク・パールマン
(管弦楽) パリ管弦楽団       
(指揮)  ダニエル・バレンボエム  
        ♪ 私が聴いた音源 ♪




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