【 風と共に去りぬ 】 スタイナー,マックス 〔米〕 (1888.5.10〜1971.12.27) 83歳
ハリウッドで劇映画音楽のスタイルを確立し、 シンフォニック・サウンドを導入した 映画音楽の大家であるスタイナーは、 ウィーン有数の劇場支配人であり、 音楽一家の一人息子として生まれた。
スタイナーのドイツ語の本名マクシミリアンの 名付け親はR.シュトラウスだった。 マーラーに学び、ヨーロッパを中心に 自作オペレッタの指揮で活躍したが、 1914年に渡米し、ブロードウェイ・ミュージカルの 編曲や指揮に携わった。
1929年ハリウッドで映画音楽の活動を始め、 「カサブランカ」「トロイのヘレン」 「避暑地の出来事」など、生涯に300本を越える 映画音楽を作曲した。
彼は、欧州のクラシック音楽のテクニックを ハリウッド映画音楽に持ち込んだ 草分け的な存在だった。
77歳で引退し、後進の指導をしていたが、 6年後の12月27日長く患った末、世を去った。
1939年に作られた「風と共に去りぬ」は、 3時間45分の大作映画で、 音楽はスタイナーの代表作となった。
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