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...... 2022年12月26日 の日記 ......
■ 《 オペラ作曲家 》   [ NO. 2022122601-1 ] s

【 歌劇「 エジプトの十字軍」】
     
マイヤベーア,ジャコモ 〔独〕
(1791.09.05〜1864.05.02) 72歳
      

          
ベルリンで生まれたマイヤベーアの本名は、
ヤーコブ・リーブマン・ベーアという。
父はベルリンの裕福なユダヤ系銀行家で、
彼はその遺産を受け継いだだけでなく、マイヤーという
お金持ちの親類の莫大な遺産も相続したため、
その後はマイアベーアと名のった。

ベルリンを訪れた名ピアニストのクレメンティが
直接ピアノの指導をしたほどで、7歳でベルリンに
デビューし、9歳にして早くも、ベルリンの
最も優れたピアニストのひとりにあげられるほどの
神童ぶりであった。

その後、作曲の勉強をし、ドイツ風の重厚な和声と
イタリア風の流暢な旋律を駆使し、
グランドオペラの作曲家の第一人者となった。

イタリアで活躍していたころの1824年に作曲した
歌劇「 エジプトの十字軍」は、その年の12月26日に
ヴェニスのフェニーチェ歌劇場で初演されたが、
その後は殆ど上演されていない。

ロッシによる台本は13世紀、1228年の第6回
十字軍のエジプト遠征から題材をとったもののようだ。
当時、神聖ローマ皇帝フリードリヒとエジプトの
スルタンとの間で和平交渉があったように、
物語はスルタンのアラディーノとその娘パルミーデ、
十字軍の騎士アルマンドを巡って
多彩にドラマが展開する。

アルマンドはカストラート(去勢した男性歌手)が
歌っていたようだ。

アルマンドはアルミレーノと名乗って、パルミーデと
恋仲になり、投獄される・・・
全2幕からなり、第1幕ーアラディーノの宮殿
第2幕ー宮殿から十字軍の船が停泊する港、
さらには牢獄でのストーリーと展開していく。

アルマンド=アルミレーノ (ロードス島騎士)
アラディーノ (ドミヤートのスルタン)王  
パルミーデ  (スルタンの娘)       
オズミーノ  (ドミヤート宰相)      
アドリアーノ (ロードス島領主)伯父    
フェリシア  (アルマンドの元恋人)許婚S 




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