【 交響曲 第3番 Op. 36「悲歌のシンフォニー」】 グレツキ,ヘンリク (ポーランド) (1933.12.06〜2010.11.12) 76歳
現代ポーランドを代表する作曲家のグレツキは、 89年前の12月6日にポーランド南部の チェルニツェで生まれた。
2010年11月12日にポーランド南部の カトウィツェの病院で76年の生涯を閉じた。
グレツキの代表作である「交響曲第3番」は 1976年に作曲した管弦楽とソプラノ独唱のための 作品で、翌年の4月4日にフランスで初演された。
92年に英米ポップス・ランキングで上位を占め、 現代クラシック音楽としては異例のヒットを記録した。
全楽章を通して、ゆっくりとしたテンポで演奏される レクイエムで、十五世紀後半のポーランドにおける 聖十字架修道院の哀歌から祈りのことばを 歌詞とする第1楽章。 第二次世界大戦中での収容所の独房の壁に 書かれていた18歳の少女の祈りの言葉が 歌われる第2楽章。 第3楽章では、ポーランドのオポーレ地方の 民謡を歌詞に使い、深い慟哭と平和への祈りを 哀しく、そして美しく歌われる。
第1楽章 Lento - sostenuto tranquillo ma cantabile 第2楽章 Lento e largo - Tranquillissimo 第3楽章 Lento - Cantabile semplice
(ソプラノ)ヨアンナ・コズウォフスカ (管弦楽) ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) カジミエシュ・コルト ♪ 私が聴いた音源 ♪
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