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...... 2022年11月25日 の日記 ......
■ 《 ベートーベン弾き 》   [ NO. 2022112501-1 ] co

【 ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 Op. 15 】
         
ベートーベン,ルードヴィヒ・ヴァン 〔独〕
(1770.12.16〜1827.3.026) 56歳
            
ケンプ,ウィルヘルム 〔独〕
(1895.11.25〜1991.05.23) 96歳
             

               
「最高のベートーベン弾き」として知られている
ケンプは、127年前の11月25日にユーターポクの
教会オルガニストの家庭に生まれ、
1991年にイタリアのポタジーノで96年の生涯を閉じた。

オルガン奏者で、音楽学校長だった父の
手ほどきを受けた後、ベルリン高等音楽学校で学び、
卒業の前年から演奏活動を始めた。

第二次大戦後、ケンプはナチに協力した嫌疑で、
しばらく演奏活動を禁じられていた。
しかし、その間演奏技巧の磨き上げに専念し
1950年以降、再び国際舞台で活躍を始めたときには、
深い教養に裏打ちされた、高雅で詩的感興に溢れた
明晰な演奏に、テクニックと内面が一致した
格調高いピアニストとして 高い評価を得た。

日本には1936年に初来日、以後4度来日して
演奏会を開いている。

ケンプの演奏の録音は数多いが、ベートーベンの
ピアノ協奏曲とピアノソナタの全集の録音は、
モノラルとステレオの2種類が残されている。

ベートーベンの作曲した協奏曲の数は、
モーツァルトに比べるとぐっと少ない。
「ピアノ協奏曲」が5曲と「ヴァイオリン協奏曲」と
「ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重協奏曲」
だけである。

そのいずれも中期の時代に書かれているが、
それは耳の病のためであった。
ベートーベンは優れたピアニストだったので、
自分で演奏するために書いていたが、
晩年はそれが出来なくなってしまった。

第1番は、第2番よりも後に作曲したもので、
出版が逆になったため最初の作品が
第2番になった。
もっとも、それ以前に作品番号のない「変ホ長調」と
「ニ長調」のものもあるが、「変ホ長調」は
14歳のときの作品で、父親が2歳少なく年齢を偽って
12歳の作品ということになっていた。

        第1楽章 Allegro con brio
        第2楽章 Largo
        第3楽章 Rond : Allegro scherzando



(ピアノ) ウィルヘルム・ケンプ   
(管弦楽) ベルリン国立歌劇場管弦楽団
        ♪ 私が聴いた音源 ♪




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