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...... 2022年11月14日 の日記 ......
■ 《 情熱的 》   [ NO. 2022111402-1 ] ch

【 チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 Op. 99 】
       
ブラームス,ヨハネス 〔独〕
(1833.05.07〜1897.04.03) 63歳 肝臓病
       

            
チェロとピアノ用の二重奏を、ブラームスは
3曲以上書いたが、2曲だけしかのこっていない。
その2曲ともロマン派時代のチェロ・ソナタの
代表的な傑作となっていて、ベートーベンの作品と
ならんでよく演奏されている。

ブラームスは1886年から1888年までの夏を、
毎年スイスのトゥンで過ごした。
「第2番ヘ長調」はそのときの1886年に書いた。

4つの交響曲を発表した後、音楽会の巨匠としての
評価を得ていたころの作品で、ブラームスの
円熟した作曲技法をみることができる。

「第1番ホ短調」は、各楽章が全て短調なので、
荒涼とした感じのもので、寒々とした北国的な
情緒をもっているが、「第2番ヘ長調」は、
第1番と比べると、規模がずっと大きく、
洗練されていて明るいが、情熱的な
力強さにあふれている。

チェロがピアノの左手よりも低い声部にあることは
少なくなり、多くの場合はチェロの最も渋い
男性的な音の出る右手と左手の間の音域で、
旋律を美しく奏している。

1886年11月14日にウィーンで、ブラームスの
ピアノと友人のハウスマンのチェロで初演された。

        第1楽章 Allegro vivace
        第2楽章 Adagio affettuoso
        第3楽章 Allegro passionato 
        第4楽章 Allegro molto



(チェロ)上村 昇
(ピアノ)迫 昭嘉
 ♪ 私が聴いた音源 ♪
   



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