[PREV] [NEXT]
...... 2022年08月08日 の日記 ......
■ 《 祝砲 》   [ NO. 2022080801-1 ] or

【 序曲「1812年」Op. 49(合唱付き) 】
   
チャイコフスキー,ピョトル・イリイチ〔露〕
(1840.05.07〜1893.11.06) 53歳 コレラ
    

              
大がかりな一種の描写音楽であるこの曲は、
1812年に、かのナポレオンが60万の大軍をもって
首都モスクワに攻め入ったものの、寒さと餓えのために
敗退するという物語をオーケストラで描いたものである。

ナポレオン軍によって焼かれた、モスコーの
キリスト教の中央大寺院の再建を祝う音楽祭が
1880年8月8日に寺院の前の広場で行なわたが、
序曲「1812年」は、そのときに初演された。
曲の最後の部分に出てくる祝砲は、砲兵によって
実際に大砲を打ったと伝えられている。

5つの主題を材料として使っていて、その一つは
フランス国歌の「マルセイエーズ」だが、
あとの4つのロシアの曲でフランス軍を負かし
勝利するという流れになっている。

「マルセイエーズ」が国歌になったのは
1863年なので、1812年には国歌ではなかった。
チャイコフスキーはこの曲を、ロシアの
演奏会以外では不適当な曲と考えていたが、
大変に派手な曲で一般には人気のある曲である。
曲は3つの部分からなっている。

第1部 ロシアの苦悩
第2部 戦闘の様子 
第3部 ロシアの勝利



(合唱) ローマ聖チェチーリア国立アカデミー合唱団 
(管弦楽)ローマ聖チェチーリア国立アカデミー管弦楽団
(管弦楽)イタリア国歌警察音楽隊          
(指揮) アントニオ・パッパーノ          
             ♪ 私が聴いた音源 ♪




...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: