【 ピアノ協奏曲 イ短調 Op. 54 】 シューマン,ローベルト・アレクサンダー 〔独〕 (1810.06.08〜1856.07.29) 46歳
シューマンは、いくつかのピアノ協奏曲を 書きかけているが、完成したのは「イ短調」 1曲だけだった。
1845年7月31日に書き上げられ、翌年の1月1日に ライプチヒのゲヴァントハウスで、クララの ピアノ独奏と献呈者のフェルディナント・ヒラーの 指揮により初演が行われた。
クララも15歳の1835年に唯一のピアノ協奏曲 「イ短調 作品7」を作曲していて、クララの ピアノ独奏と、メンデルスゾーンの指揮により 初演されている。
古典的な協奏曲と本質的に違っていて、ロマン的な ピアノの協奏風幻想曲で、第1楽章は以前に書いた 「ピアノと管弦楽のため幻想曲イ短調」を使い、 第2楽章は、甘い感情に満ち、穏やかな牧歌風で 「間奏曲」と副題がつけられている。 休みなく第3楽章に入り、圧倒的なクライマックスを きずいて曲は華麗に終わる。
第1楽章 Allegro affettuoso 第2楽章 Intermezzo: Andantino grazioso 第3楽章 Finale: Allegro vivace
(ピアノ)ルイ・ロルティ (管弦楽)フィルハーモニア管弦楽団 (指揮) ネーメ・ヤルヴィ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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