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...... 2022年07月30日 の日記 ......
■ 《 姉弟 》   [ NO. 2022073001-1 ] ch

【 ピアノ三重奏曲 第5番 ホ長調 K. 542 】
         
モーツァルト,ヴォルフガング・アマデウス〔墺〕
(1756.01.27〜1791.12.05) 35歳
         
モーツァルト,マリア・アンナ 〔墺〕
(1751.07.30〜1829.10.29) 78歳
          

      
モーツァルトより5歳年上の姉マリア・アンナ
ヴォルフガング・イグナーツィアは、
通称マリアンネ、またはナンネルと呼ばれていた。

271年前の7月30日に、3男4女の4番目の
3女としてザルツブルクで生まれた。
8歳のとき、父から音楽の手ほどきを受け、
すぐれたピアニストとして育っていった。
しばしば、弟のモーツァルトと公開の席で
演奏し、称賛されていた。

17歳のとき、ウィーンに演奏旅行した後は、
ほとんど家庭に残って、音楽教師をしながら
一家の生活を支えた。
33歳で結婚したが、夫の死後再び
教育活動をはじめ、69歳のときに
失明するまで続けられた。

「ピアノ三重奏曲第5番」は「交響曲39番」
「交響曲40番」「交響曲41番」を書き上げる直前に
完成している。
友人のフフベルクに宛てた手紙には
フフベルク家の音楽会のために作曲したと
書かれている。

詩情美しい作品として、またモーツァルトの
このジャンルの最高傑作としても知られている。

1788年8月2日に、弟のモーツァルトから
ナンネルに手紙が届き、ザルツブルクの先輩の
ミヒャエル・ハイドン(ヨーゼフ・ハイドンの弟)を
彼女の家に呼んで、自分の新しい作品を
聴かせてほしいと書いている一曲が
「ピアノ三重奏曲第5番」だった。

モーツァルトは、全部で8曲のピアノ三重奏曲
(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ)を書いている。
ただ、一曲はピアノ、クラリネット、ヴィオラの
編成の曲で、第2番は未完成である。

それらの三重奏曲は、親しい人たちの間で
演奏される家庭的な音楽で、すてがたい
味わいのある、見事な構成と内容をもっている。

        第1楽章 Allegro
        第2楽章 Andante grazioso
        第3楽章 Allegro



トリオ・フォントネ

(ピアノ)   ヴォルフ・ハーデン 
(ヴァイオリン)ミヒャエル・ムッケ 
(チェロ)   ニクラス・シュミット
        ♪ 私が聴いた音源 ♪




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