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...... 2022年07月24日 の日記 ......
■ 《 コンチェルト・グロッソ 》   [ NO. 2022072401-1 ] co

【 合奏協奏曲 第1番 】
        
ブロッホ,エルネスト 〔スイス→米〕
(1880.07.24〜1959.07.15) 78歳
        

              
ユダヤ人作曲家として知られるブロッホは、
142年前の7月24日にジュネーブで生まれた。
生地で音楽を学んでいたが、15歳のころから、
交響曲を作曲していた。

23歳でパリに行き、歌曲集「たそがれの物語」で
作曲家として認められるようになった。
6年後にはスイスに帰り、指揮者として活躍したが、
このころから、作風に強くユダヤ民族的な特色を
打ち出すようになった。

この種の作品としてもっとも知られているのが、
チェロと管弦楽のためのヘブライ狂詩曲
「シェロモ(ソロモン)」である。

36歳のときにアメリカ合衆国に招かれて、
演奏会で自作を指揮したのをきっかけに、
そのまま永住して各地の音楽学校で教えながら
作曲活動を続けた。

50歳になってからは再びスイスに住み、山村に
引きこもっていたが、ファシズムの反ユダヤ人政策が
激しくなり、8年後にアメリカに戻った。
その後は強いユダヤ的個性を示した作品を書いた。

彼がアメリカ現代音楽に与えた影響は大きく、それも
ユダヤ人作曲家のユダヤ主義を促すことになった。

合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)第1番は、
フリーグランドの音楽院で教授をしていた
1924年から翌年にかけて作曲された。

ブロッホは、学生たちに古典的な作曲法が
まだ有効であることを示すために、
この曲を書いたといわれている。

学生たちとのリハーサルの折、第1楽章の演奏が
終わるやいなや、皆が歓声をあげて、
ブロッホ教授を祝福したといわれる。

合奏協奏曲は2曲書いているが、緊迫感と
躍動感がある第1番は4楽章からなり、
ピアノ協奏曲ではないが、ピアノが入っている。
優雅さと美しさがある作品である。

    第1楽章 Allegro con moto(プレリュード)
    第2楽章 Andante moderato(挽歌)
    第3楽章 Assai lento Allegro(田園曲と田舎の踊り)
    第4楽章 Allegro(フーガ)



(ピアノ)ズーザン・スミス    
(管弦楽)サンディエゴ室内管弦楽団
(指揮)ドナルド・バーラ     
      ♪ 私が聴いた音源 ♪




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