【 セレナード 第7番 ニ長調 K.250「ハフナー」】 モーツァルト,ヴォルフガング・アマデウス〔墺〕 (1756.01.27〜1791.12.05) 35歳
モーツァルトは13曲のセレナードを残しているが、 今日演奏されるものは多くはない。
セレナードは、愛情や尊敬を捧げようとする人たちの 窓辺で演奏するという古くからの習慣があった。 モーツァルトも貴族や富豪から作品を依頼され、 作曲しているが、絶対君主制度の崩壊とともに この種のセレナードは、姿を消した。
セレナード第7番は、「ハフナー」という愛称を持ち 「ハフナー・セレナード」とも呼ばれる。 富豪のハフナー家とは、父親のレオポルドの代から 親しい交際を続けていたが、娘の結婚式の 前夜祭に演奏する婚礼音楽を依頼され、 作曲した作品で、式の前夜の1776年7月21日に ロレート教会近くの野外庭園で初演された。
18世紀のザルツブルクのセレナードは、 市民生活に深く入り込み、折々の夕べ、折々の祝典に 街角をその華麗な響きで満たしていた。
「セレナード 第7番」は、第8楽章でできているが、 特徴として編成の大きいこと、楽章数の多いこと、 協奏的なエピソードを持つこと、 変化が豊かなことなどがあるが、 第2第3、第4楽章に「ヴァイオリン協奏曲」を 含んでいて、演奏会ではこの部分を省くこともある。
他には、メヌエットが第3第5、第7楽章に含まれている。
第1楽章 Allegro maestoso-Allegro molto 第2楽章 Andante 第3楽章 Memuetto 第4楽章 Pondo: Allegro 第5楽章 Memuetto galante 第6楽章 Andante 第7楽章 Memuetto 第8楽章 Adagio-Allegro assai
(ヴァイオリン)トーマス・ブランディス (管弦楽) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) カール・ベーム ♪ 私が聴いた音源 ♪
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