 【 バレエ組曲「放蕩息子」】 アルヴェーン,ヒューゴ 〔スウェーデン〕 (1872.05.01〜1960.05.08) 88歳
 スウェーデンの主要な作曲家の一人で、指揮者・ バイオリニスト・画家としても活躍したアルヴェーンは、 ストックホルムで生まれ、62年前の5月8日に 88年の生涯を閉じた。
ストックホルム音楽院で学んだが作品としては、 多くの男声合唱曲や5つの交響曲、3つの スェーデン狂詩曲などが有名である。
一つ年上のステンハンマルと共にスウェーデンを 代表する作曲家の1人に数えられるが、 自国の民謡に目指した民族的な作品を作っていて、 色彩的な管弦楽法やスウェーデンの風景を描いた 標題的な作品が多い。
この点で、「ペールギュント」の作曲で知られる 隣国のノルウェーのグリーグと共通するものがある。
アルヴェーンは晩年に至るまで、常に若々しい気分を 保ちながら作曲活動をした。 バレエ組曲「放蕩息子」は、アルヴェーンの最後を 飾る作品で、亡くなる3年前の1957年に85歳を 記念してストックホルムで初演された。
放蕩息子は、自由気ままに生きてきた息子が、 許しを請い父親の元に戻るという新約聖書の ルカによる福音書に基づく物語で、アルヴェーンは このお話しを基に描かれたある絵に触発されて、 このバレエ作品の作曲を進めた。
このバレエ組曲は、バレエ音楽から7曲を選んで 作られた演奏会用の組曲である。
T. Ganglat fran Leksand U. Polska från Orsa V. Festmarsch W. Polketta: Tempo di polketta X. Steklat: Allegretto Y. Polka Z. Final: Polska

(管弦楽)ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) ネーメ・ヤルヴィ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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