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...... 2022年04月26日 の日記 ......
■ 《 フランスの国歌 》   [ NO. 2022042601-1 ] v

【 ラ・マルセイエーズ 】
     
ド・リール,クロード・ジョセフ・ルジェ 〔仏〕
(1760.05.10〜1836.06.26) 76歳
     

            
フランス共和国国歌の「ラ・マルセイエーズ」が
誕生したのは、1792年4月26日のことだった。
作詞・作曲をしたのは、ライン川のほとりの町
ストラスブールに住む、フランス軍の若き工兵隊長の
ド・リールで、一晩で書いたと言われている。

この年フランスは、近隣諸国による強い内政干渉に
対し、自国の自由を守るためにオーストリアに
宣戦布告したが、ストラスブールでも出兵を
間近にひかえ、市長を交えての兵士たちの
歓送会が催された。

革命戦争には、覚えやすく志気を高める歌が
必要だと感じていた市長は、アマチュア音楽家の
クロード隊長に作曲を依頼し、その日のうちに書き上げ、
翌日市庁舎で初演され、「ライン軍のための戦いの歌」と
命名された。

軽快なリズムにのった勇壮なメロディーに加え、
革命擁護や君主制と外国勢力の打倒を歌った
過激な歌詞により、瞬く間に各地の部隊に広がった。
この年の8月の第二次フランス革命の前、
パリに入ったマルセイユの軍隊が、
この歌を高らかに歌ったことから
「ラ・マルセイエーズ(マルセイエーズの人々)」
と呼ばれるようになった。

その後、1795年に法令によりフランス国歌に
指定されたが、初代ナポレオン、ルイ十八世、
ナポレオン三世などにより度々歌うことを禁止され、
国歌としての地位を確かなものとしたのは、
第三共和制成立後の1879年だった。





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